2022.04.01
SHOBI
プロフィール
小出 誠(コイデ マコト)さん
株式会社ユークリッド・ピクチャーズ
ミュージックビジネス学科(CD・音楽制作専攻)2017年度卒業
埼玉県・西武台高等学校出身
―お仕事について教えてください。
所属アーティスト*の映像全般を担当しています。具体的には、ライブを映像作品として商品化する際の撮影・編集、ネット配信のスイッチングや、ライブ会場の大型スクリーンに演奏中のメンバーの映像を映す際のスイッチングなどです。
*株式会社ユークリッド・エージェンシー(ゴールデンボンバー、ZOMBIE 他)
―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。
最近はツイッターやYouTubeなどで見てるファンの方の声を聞くことができるんですが、「このシーンにこのメンバーのカットを使ってくれてありがとう」といったコメントを見るとうれしいですね。それと、ライブ会場でスクリーンに「この曲のここにヴォーカルのアップを」狙って入れた瞬間に客席が湧いたりすると、ファンと一体感を感じます。
―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。
ミュージックビジネス学科で幅広く学ぶ中で、映像の授業が楽しいな、と思ったのがきっかけですね。そこから興味が湧いて、そのうちに授業担当の講師の先生から学校外の仕事のお手伝いをさせてもらったりしていました。
―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。
確認を怠らない。一つのミスで全ての作品が台無しになってしまうことがあります。どんなにいいMVができても一瞬何か違う素材が混じっていたり歌詞が違っていたりするだけで全部ダメになってしまいます。そのために1フレーム(1/30秒)ずつ確認しています。小さいミスを絶対しないように、ということを常に心がけています。
―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?
今、業界にいて思いますが、音楽業界の仕事というのは幅が広いんですね。学校の中では学科に分かれてそれぞれの道を目指していましたが、他の学科とコミュニケーションを取ったことでより広く音楽業界を捉えることができました。自分はミュージカル学科の公演をお手伝いしました。それと、実際の現場で役に立っているのは、自分で考えたイベント企画をみんなの前でプレゼンしたこと、そして著作権の授業です。
著作権の教科書は今でも開いて調べたりしています。学生時代はなんでこんなことを?と思っていたんですが" ケーブルの8の字巻き" も役に立っています(笑)
(取材日:2022年10月)
※卒業学科は2022年度の名称です。