2022.04.01

SHOBI

【My Story】増本 絢さん|EDO WONDERLAND 日光江戸村

mystory_msmt.jpg

プロフィール

増本 絢(マスモト アヤ)さん
EDO WONDERLAND 日光江戸村
ミュージカル学科(ミュージカル専攻)2019年度卒業
飛鳥未来高等学校・城西国際大学出身

―お仕事について教えてください。

江戸時代のさまざまな体験ができるテーマパークで、来場者に糸紡ぎや機織りなどを教える町娘を演じています。ここでは「お春」と名乗っています。夏には、和紙作りや江戸切子(ガラス細工)なども教えています。

―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。

特に印象に残っているのは、小学生の女の子が来た時のことです。機織り体験を希望していましたが、借りていた衣装を返却しようとすると受付時間が終わってしまうため、あきらめるか悩んでいました。そこで、先に体験の申込をしておいて、衣装の返却後に体験できるように案内したところ、その子からお礼としてメッセージ付きのプレゼントをいただきました。この仕事をやっていて良かったと思えた瞬間です。

―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。

やはり、繁忙期は大変だと感じます。体験の受付が長蛇の列になってしまい、対応に追われます。また、テーマパーク内は雨風を避けるための屋根があまりなく、屋外であることから暑さや寒さを感じやすいため、お客様がなるべく過ごしやすく過ごせるよう案内することを心がけています。また、着ている衣装を見てお客様から時々「寒くないの?」と心配されますが、正直に答えることはできませんので、大丈夫だと伝えています(笑)

―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。

幼少期からクラシックバレエを習っていて、先輩がミュージカルなどの演劇の舞台で活躍している姿を見て、私も一緒に出てみたいなと思ったのがきっかけです。高校卒業後は大学に進学しましたが、どうしても演劇の世界で活躍したいという思いがあり、親と相談して専門学校で学び直すことに決めました。就職活動を始める時は、ちょうど新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて舞台の公演がままならず、このまま演劇の世界を目指すか悩みました。そうした中で自分にはできることを考え、現在の会社に入社しました。

―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。

糸紡ぎや機織りの手順を教えながら江戸時代の歴史の話をするなど、年齢層やニーズに合わせて話すことを変えています。また、テーマパーク内はとても広く、街道・宿場町・商家街・武家屋敷・忍者の里に分かれています。さまざまなエリアを楽しんでいただくためにもスムーズで柔軟な対応を心がけています。また、江戸時代の人物になりきるため歩き方やモノの指し方などの立ち振る舞いに気をつけるようにしています。新人の頃は、先輩たちの立ち振る舞いを見て学んでいました。あとは「町娘のお春」として明るく振る舞うことです。私自身の性格は人見知りのため、普段のキャラクターとは違っていて、大変だと思うこともあります。

―このお仕事に就くために必要な心構えを教えてください。

「江戸時代」というコンセプトがあるため、お客様に楽しんでいただくためにも江戸時代に関する知識を身につけるようにしています。ここは、八代将軍・徳川吉宗の時代設定であることから、お客様が犬を連れていると「お犬様」と声をかけ、コミュニケーションを楽しんでいます。

―将来の目標について教えてください。

ミュージカルの舞台に立つことが目標です。舞台に立つためには、オーディションを受けなければなりません。倍率が高く、勇気をもって踏み出さないといけませんが、「やらなくて後悔するより、やって後悔する方がいい」と思っています。

―ご自身の就活の進め方について教えてください。

キャリアセンターに行って情報を手に入れていました。ここの仕事はジョゲットメールで見つけて、その後にキャリアセンターに行って求人票などの書類や詳しい情報をもらいました。それと、ミュージカル学科の講師の先生や担任の先生に聞くと何かしらオーディション情報がもらえたりするので、先生とは日頃から仲良くしておくと良いと思います。

―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?

ダンスは習っていたため得意でしたが、演技や歌が苦手で、学生時代は休みの日も練習していました。練習ではクラスメイトと相談したり、台本の読み合わせに付き合ってもらったりと協力し合っていましたね。オーディション対策の授業はやっておいてよかったです。オーディションにはその現場でしか味わえない緊張感があります。それを学内で経験してから受けに行くと心構えが違いますよね。オーディション対策の時は、先生のオーラが全然違うので、よく知っている先生なのに「え?誰?」ってなりました。オーディション対策はいろいろ受けておいた方がいいですね。

―現在就活中の後輩に向けて、メッセージ・アドバイスをお願いいたします。

やりたいって思ったものには応募書類を出して、出して出して出しまくって、落ちたら、落ち込まずに自分の信じる道に突き進んでくれればいいかな、と思います。諦めたらそこで終わってしまうから。自分しか信じられないので人に惑わされずに進んで欲しいですね。

(取材日:2022年12月)
※卒業学科は2022年度の名称です。

「My Story」夢を叶えた先輩たち 一覧へ

  

ニュース一覧へ

オープンキャンパス:参加申込み受付中

PageTop