2022.04.01
SHOBI
プロフィール
柴田 久徳(シバタ ヒサノリ)さん―お仕事について教えてください。
東京を中心とした1都6県(埼玉県・神奈川県・千葉県・茨城県・山梨県・静岡県)を担任区域として、広報目的や式典での演奏を行なっています。年間で100回、平均すると3日に1回は演奏している計算になります。地方で演奏を行う際は、演奏会の前日に会場に入って現地の小・中・高校生を対象に楽器の講習会を行い、翌日、参加した生徒に聴きにきてもらう、という形が多いです。
―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」を教えてください。
演奏会が終わった時のお客様からの拍手や、ソロの演奏について「良かったよ」、と言っていただけた時がうれしいですね。
―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。
音楽隊ではありますが、あくまで自衛官ですので野外での訓練や勤務が定期的にあります。楽器は一切持たずに装具を着けた状態で長時間活動しなければいけないので、体力的にも精神的にも鍛えられました。
―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。
私は中学から吹奏楽部で打楽器を演奏していました。東日本大震災の時、自衛隊の災害派遣での活躍がニュースで報じられ、音楽隊が慰問演奏を行なっているのを見て、自衛隊音楽隊の存在を知りました。高校3年生だったのですが、それがきっかけで自衛隊音楽隊を目指したい、と思い尚美に入学しました。管弦打楽器学科に入学したのですが、もっと学びたいと思い、音楽総合アカデミー学科に編入しました。
―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。
"感謝の気持ち"を大切にしています。コロナ禍になり演奏の機会が減ってしまいモティベーションが上がらない時期がありました。最近、また演奏する機会が増えてきて、改めて演奏できる環境や聴きに来てくださるお客様に感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。
(取材日:2022年9月)
※卒業学科は2022年度の名称です。