2022.04.01

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【My Story】張 浩彦さん|株式会社コナミアミューズメント

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プロフィール

張 浩彦(ジャン・ホオン)さんさん
株式会社コナミアミューズメント
アレンジ・作曲学科(映像音楽専攻)2018年度卒業
景福高等学校(韓国)出身

―お仕事について教えてください。

サウンドクリエイターとして、主にアミューズメント施設(ゲームセンター)のメダルゲームのサウンドを担当しています。楽曲の制作や効果音の制作、外部の曲をゲームで使用する際に使用許諾契約を結ぶといった契約関連の仕事なども担当しています。

―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。

自分が初めて担当したゲームがアミューズメント施設に置かれて、そのゲームでお客様が楽しんでいるのを見たときに一番やりがいを感じました。今でも何かうまく行かない時にはアミューズメント施設に行って、自分が過去に携わったゲーム機を見ることで「もうひと頑張りやってみよう」とモティベーションにしています。

―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。

新しい音楽が作れずネタ切れになった時です。その時は毎日会社と家を往復しているだけでクリエイターとしてインプットしていなかったと気づきました。そこで、あまり触れてこなかったジャンルであるアニメを見たり、担当しているゲーム企画に関連する施設に行ってみたりして、新しい刺激を受けてそこからインスピレーションを膨らませてアウトプットするようになりました。

―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。

小さい頃からハリウッド映画が好きで、様々な作品を観ていくうちに映画の音楽から色々な感情を感じられるということに興味を持つようになりました。そこから、いつか自分が作った音楽で感動やいろんな感情を表現したい、と思い、ゲーム音楽を目指すようになりました。尚美に入学した時から、ゲーム業界に入るのが目標でした。

―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。

相手の話をよく聞く、ということを心掛けています。ゲーム制作には作曲のスキルやパソコンの知識も大事ですが、ゲームは一人で作れるものではなく色々な職種、色々な人と一緒に作っていくものなので、コミュニケーションが大事だと思っています。

―このお仕事に就くために必要な心構えを教えてください。

物事にはリスクは伴いますが、そればかり考えても何も生まれるものがないので、まず行動に移して結果を出してみる。そこから学べるものがあると思うので、"チャレンジ"、「とりあえずやってみよう」という気持ちが大事だと思います。

―将来の目標について教えてください。

いつか、自社のゲーム音楽のコンサートを企画・プロデュースしたい、と思っています。

―ご自身の就活の進め方について教えてください。

1年生の時から就活を始めて、ゲームの制作会社にインターンに行きました。そこで得た知識を生かして2年生の就活に活かしました。自分の場合はKONAMIのみピンポイントでエントリーしたんですが、実は現役の時には一度不採用となりました。悔しくて、卒業後に「特定活動ビザ」を取得して就活を続けて、次の年にもう一回トライして内定をいただきました。

―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?

著作権の授業です。学生時代は正直のところ重要性がわかりませんでしたが、入社して実際に業務で関わっているのでとても役立っています。それと、オーケストレーションの授業です。生の楽器に触れて演奏する方に話を聞いて、どういう仕組みで音が鳴るか、などを知ったことは音楽を作る立場として非常にいい経験だったと思います。

―現在就活中の後輩に向けて、メッセージ・アドバイスをお願いいたします。

音楽で生きていくにはいろいろな道があると思います。音楽で生きていく、と決めたのであれば、心からやりたい仕事を見つけて、深く狭くピンポイントで目指していけば必ずいい結果が出せると思います。

(取材日:2022年12月)
※卒業学科は2022年度の名称です。

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