2010.02.15
音楽総合アカデミー学科
先日2010年2月12日(金)に今年度最後の講座を終えた
『2009横山幸雄 ピアノ演奏法講座』。
今回も全7回に及ぶ講座を終え、横山幸雄先生、
そしてSHOBI ピアノ学科 学科長の成澤先生にコメントを頂きました。
今年度もたくさんの学生の皆さんと触れ合えましたが、それぞれ個性的なうえにレベルもいろいろで、毎回の講座が楽しみでした。
講座のスケジュールとタイミングの問題もあったりして、受講した皆さんは毎回必ずしもしっかり準備を整えて講座に臨めたわけではないでしょうが、そういった意味でもこの講座は、ただ漠然と受講するのではなく、自分自身の弱いところや課題を認識した上で受講してもらえると、ずっと効果的です。
音楽の勉強というのは、「ここまででいい」というものがあるわけではなく、ずっとずっと続いていくものです。その中で、自分自身でヒントを見つけるような、はっきりとした目的意識を持って勉強していって欲しいと思います。
そして音楽を自分なりに消化し、解釈してこそ、その演奏の魅力が生まれるはずです。
来年度も皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
横山幸雄
『横山幸雄 ピアノ演奏法講座 全7回シリーズ』をふり返って
「SHOBI でピアノを学ぶ学生に世界レベルのピアノを聴かせたい。」
「百の言葉よりも、“ホンモノの音”に出会うことが学生にとって何よりの財産であり、また王道である。」
そのような願いから始まったのが、世界的なピアニストである横山幸雄先生を迎えての公開レッスン『横山幸雄 ピアノ演奏法講座 全7回シリーズ』です。
講座が始まって8年目を迎えますが、今年度はピアノコンチェルトを新たに加え、フランス/ロシアの作曲家、また特にショパン/シューマンを取り上げ、さらにスタイルとしてのソナタ、そして2台ピアノ・連弾・室内楽と実施して参りました。
ホールという広い空間の中でフルコンを使って
いかに『音楽表現』を極めるか?
そしてその表現を創造・感動の域まで
どのように昇華させていくのか・・・
美しい音とは・・・
品格のある音楽とは・・・etc.
この1年間、横山先生には多忙の中、学生の資質に沿った温かいレッスンを続けていただきました。本当に感謝申し上げます。
この講座を通じて“本物の音楽”に触れた学生が、今後音楽を続けていく上で、貴重な体験、また大いなる道標を得たことであろうことを信じて疑いません。
来年度は、生誕200年にちなんでショパン・シューマンの作品(ピアノコンチェルト含む)を中心に取り上げる予定です。
ご期待ください。
SHOBI ピアノ学科 学科長 成澤 節
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2010年度講座の実施スケジュール、曲目等についてはこちらをご覧ください。
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