2016.09.27
プロミュージシャン学科
2016年8月25日(木)
凛として時雨のドラマーであり日本を代表するロックドラマーの一人、ピエール中野さんが母校の尚美ミュージックカレッジ専門学校に"凱旋"!
尚美バリオホールにて高校生を対象としたスペシャルドラムクリニックを開催しました。その模様をレポートします。
冒頭、ピエール中野さんが登場、挨拶の後にさっそくデモ演奏を披露。
「見たい人はステージに上がってきてどこから見てもいいですよ。」
ピエールさんの一言に参加した高校生全員がイスから立ち上がり、あっという間にドラムの周り360度に人垣ができました。
「abnormalise」と「Telecastic fake show」の2曲を演奏、参加者は通常では考えられない至近距離でピエールさんの生の演奏を体感しました。
続いて事前にもらっていた参加者からの質問に答える形でクリニックは進行しました。
「プロになって大変だった事はなんですか?」という質問に、"プロになってからよりもプロになるまでが大変だった"など、ご自分の体験談を交えたリアルな話が伺えました。
ここで参加者とのミニセッションタイム。 ステージ上にはピエールさんが普段使用されているドラムセットが2台。ステージ向かって左側、先ほどデモ演奏で使用したセット("凛として時雨"のツアーでも使用しているセット)にセッション希望者が座り、向かって右手のセットに座ったピエールさんが出すビートに合わせて8小節ずつセッションするスタイルです。110名、参加した高校生全員がセッションを行いました。
緊張しながらも一人ひとり自分ならではのアプローチでセッションに臨む姿に会場は大いに盛り上がりました。
休憩を挟み、ピエールさんの恩師であるプロミュージシャン学科講師山村牧人先生を交えてのトークを行いました。
このコーナーでも事前にもらった質問に答える形で、ここではよりドラムの技術的な話を中心に行いました。"基本練習の大切さ"、"テレビの音楽番組で流れている曲に合わせて演奏する独自の練習方法"、"自分だけの技を持つことがプロとして必要"、そして"人として気配りができることが大事"、といったプロの第一線で活躍するピエールさんだからこそ話せる貴重な話をたくさん聞くことができました。また、尚美で出会った山村先生と卒業以降これまでずっと交流が続いていて、先生の紹介で様々な仕事を経験することができて現在の自分がいる、"師"との出会いはこの専門学校を選んだから得ることができた、という経験を語られました。
最後に、もう一度参加者全員をステージに上げて1曲「nakano kill you」を演奏、興奮と感動のうちにクリニックは終了しました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
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