2007.07.26
管弦打楽器学科
一流の音楽家による、一流の指導。
管弦打楽器学科の魅力のひとつに講師陣の質の高さがあげられますが、年に数回行われる「特別講座」もまた、魅力のひとつです。主に海外の音楽家を招いて行われるこの講座。その様子を一部紹介します。
※管弦打楽器学科講師一覧はこちら。
■5月22日/フルート奏者、マティアス・ペール氏によるマスタークラス
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団のフルート首席奏者・マティアス・ペール氏を招き、管弦打楽器学科フルート専攻優秀生 及び コンセルヴァトアール・ディプロマ科 管打楽器部門 フルート専攻優秀生への演奏指導をしていただきました。
演奏指導の後はマティアス・ペール氏のミニコンサートを開催。C.シャミナーデの「コンチェルティーノ 作品107」、C.ライネッケの「バラード 作品288」、F.ボルヌの「カルメンファンタジー」がホールに響き渡りました。(SHOBI 本館2F バリオホール)
■6月6日/作曲家、ヤン・ヴァン=デル=ロースト氏によるウインドクリニック
本学客員教授 ヤン・ヴァンデルロースト氏によるウインドクリニックを開催しました。通訳は、本学卒業生であり、現在講師も務めている広瀬勇人氏。(日本人初のヴァンデルロースト氏の弟子!)
クリニックはまず尚美ウインドオーケストラの演奏を指導していただく形で始まりました。
使用した曲は、ヴァンデルロースト氏作曲の「カステラム」と「シグネチャーズ」。
表情のつけ方やフレーズの感じ方、音楽の変化のさせ方などを時々ユーモアを交えながら丁寧にレクチャーしてくださいました。
続いては、同氏作曲の「ヘリオス」を題材に、管弦打楽器専攻Aバンドに指導していただきました。こちらも「表現の仕方」を中心に、作曲者の観点からレクチャーしてくださいました。(SHOBI 本館2F バリオホール)
■6月22日/トロンボーン奏者、ビリー・ロビンソン氏によるアンサンブル指導
国際トロンボーン協会で活動され、「サンフランシスコ・ベイボーンズ」代表も務めるトロンボーン奏者、ビリー・ロビンソン(Billy Robinson)氏が来校され、トロンボーン専攻生による同属アンサンブルの授業を指導してくださいました。
本学講師・守山英樹先生指導のもと毎週行っているこの授業。ビリー氏はまず、はじめの基礎合奏コラールにアンサンブルの一員として参加し、学生の模範となる演奏を披露してくださいました。
続く練習では、ビリー氏の指揮・指導のもとでバッハとエヴァルトの作品を演奏。どちらも初見でしたが「そこは難しいのはわかってるけど、もうちょっと○○しよう」とか「ここはいい響きだ。その調子で。」などいろいろと指導してくださいました。
■7月15日/トランペット奏者、ティモシー・モリソン氏によるマスタークラス
本学客員教授 ティモシー・モリソン氏によるトランペット マスタークラスを開催し、音楽総合アカデミー学科 演奏表現コース トランペット専攻優秀生2名、コンセルヴァトアール・ディプロマ科 管打楽器部門 トランペット専攻優秀生1名へそれぞれ演奏指導をしていただきました。
ボストン交響楽団、エンパイアブラスでトランペット奏者として活躍され、また、ジョン・ウィリアムズをはじめハリウッドの名だたる作曲家たちの映画音楽(サウンドトラック)で幾多の名ソロを残してきたモリソン氏。指導される内容にも説得力があります。聴講していたトランペット専攻生たちも、ポータブルレコーダーに録音をしながら真剣に聞き入っていました。
マスタークラスに先立って行われたモリソン氏のミニコンサートも好評!本学講師・宮澤聡宏先生とのデュオも披露されました。(SHOBI 本館2F バリオホール)
◆◆ミニコンサートの映像配信開始!(SHOBI NET-TV)◆◆ ティモシー・モリソン氏ソロ ティモシー・モリソン氏&宮澤聡宏氏によるデュオ1 ティモシー・モリソン氏&宮澤聡宏氏によるデュオ2 |