音響・映像・照明学科卒業生、高須寛光さん(株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント/ビクタースタジオ)が第24回日本プロ音楽録音賞2017において、ニュー・プロミネントマスター賞を受賞されました。
ニュー・プロミネントマスター賞とは、今後の音楽文化発展を期待されるレコーディング・エンジニアに送られる賞で、受賞作品「レゼトワール」(悠木碧)は、楽器を一切使わずアーティストの声を多重録音する手法で制作されました。
「レゼトワール」(悠木碧)
収録アルバム『トコワカノクニ』フライングドッグより発売中
高須寛光さんよりコメントをいただきました。
この度はこの様な賞を頂き非常に光栄だと思っております。
この作品はアーティストはじめ、ディレクター様、私、一緒に作業してくれたセカンドエンジニアの気持ちが一つとなり、手探りで色々な事にトライして出来た作品です。
スタジオも録音、ミックス全ての作業をビクタースタジオで行わせて頂き、色々なマイクを試す事も出来ましたし、パートによっては部屋を変えて響きを変えながら録ることも出来たので立体的に録音出来たかと思っております。
この作品の聞きどころと致しましては基本的にはサラウンドでミックスしているので、まずはサラウンドの立体感を聞いていただければと思っております。
そして、そのサラウンドミックスのスピーカーから出ている音をダミーヘッドマイク(バイノーラルマイク)で収録したものがステレオミックスとなっております。
これはマスタリング時にアナログカッティングを施し、よりアナログの心地よいサウンドを目指しました。
サラウンドの良さもステレオの良さもお互いあると思いますので、是非是非聴き比べて楽しんで頂ければと思っております。
高須寛光(レコーディングエンジニア)
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント/ビクタースタジオ
音響・映像・照明学科卒業(茨城県立土浦第三高等学校 出身)
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