2009.03.14
音響・映像・照明学科
2009年4月11日(土)、千葉県成田市の成田山新勝寺で催された「成田太鼓祭」に、SHOBI 音響・映像学科の学生がスタッフとして参加しました!
関東を中心とする和太鼓や日本の伝統音楽・舞踊の団体が多数参加し、毎年大勢の観客が訪れる「成田太鼓祭」。
中でも「千年夜舞台」は、かがり火の炎が揺れる幻想的な雰囲気の中で和太鼓の素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられ、このお祭りの一つのハイライトとして注目を集めています。
今年も音響・映像学科の2年生を中心としたチームが、この「千年夜舞台」が行われる大本堂前特設ステージの音響・照明を担当しました。
今回は学生だけでなく、SHOBI 音響・映像学科を卒業して業界で活躍中の卒業生や、昨年は学生としてこのイベントに携わり、この春卒業したばかりの卒業生も参加してくれました。
集合後、まずは打ち合わせから。
音響チーム、照明チームに分かれて、セッティングの手順から本番の運用まで細かく確認。
そして運搬用のトラックが到着すると、大小さまざまな機材や何十本という数のケーブルを降ろし、セッティングしていきます。
作業中はもちろんですが、少し手が空いた時間にも、学内イベントではあまり使わないような珍しい機材を興味深く観察したり、"業界の先輩"である卒業生や現場のスタッフにいろいろ質問したりという姿も印象的で、スタッフワークに対する熱心さが伝わってきました。
ステージがお寺の境内ということで、当然屋外での作業。
4月にしては日差しがとても強く、汗ばむほどの陽気でしたが、日が落ち始めると一気に気温が下がり、肌寒さを感じるほど。
この時期特有の気温差にも、こまめな水分補給や防寒具の用意など、対策は万全です。
また、境内はたくさんのお客さんが行き来しています。
主催側の会場運営スタッフと連携しながら、周囲に危険が及ばないよう、常に気を使いながら作業をこなしていました。
全ての設置、接続が完了した後は入念に動作チェック。
その後、念のためもう一度本番中の運用について打ち合わせをして、万全の体制で臨めるように準備しました。
本番が始まると、セッティングの時とはまた違った緊張感が張り詰めます。
団体によって出演人数も使用する楽器も異なるので、それにあわせたセッティング替えが必要。司会者が話している間に手際よくセッティングを変更します。
大勢の観客が見守る中、かがり火と効果的なライティングのコラボレーションが和太鼓の堂々とした響きを鮮やかに彩りました。
終演後は速やかに撤収作業。セッティングの時とは違い暗闇の中での作業になりましたが、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。
設営、本番、撤収と長時間にわたる作業でしたが、最後まで集中力を切らすことなく
「千年夜舞台」を成功に導きました。
SHOBI 音響・映像学科では、学内はもちろん、こうした学外イベントの経験もたくさん積んで、プロの現場でも通用するスタッフワークを身につけていくことができます。
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