2023.04.01

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【My Story】近藤 匠さん|株式会社 千代田ビデオ

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近藤 匠(コンドウ タクミ)さん
株式会社 千代田ビデオ
音響・映像・照明学科(コンサートPA専攻)2020年度卒業
川口市立高等学校出身

―現在のお仕事の内容についてお聞かせください。

現在は、放送や収録の技術部門の中でも"音声セクション"に在籍し、女性アイドルグループアーティストのライブ収録をメインで担当しています。ライブ時の音声を収録して、それがDVDなどの商品や配信で使用されます。メンバーの声だけではなく会場の歓声や拍手も収録します。昨年は全国ツアーがあったのですがすべての会場に同行しました。全国ツアー以外の会場も担当していたので、このグループのライブのほぼすべての音声を担当していることになりますね。

―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。

入社してからはテレビのスタジオで音声を担当したり、スポーツ中継の仕事だったり、覚えることが沢山あるし体力的にもたいへんで、正直楽しい、と思うことがほとんどなかったんです。が、2年目の春に、今担当しているアーティストのスタジアム規模のライブの仕事があって、機材のセッティングが終わったので会場を歩いて見て回ったんです。コンサートが始まった時の会場の熱気やお客さんの歓声、イルミネーションのようなサイリウム...その光景を生で体験した時に、この現場に関われることの素晴らしさを実感して、この仕事に胸を張れる、そう思いました。

―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。

仕事の幅が広いので現場に慣れるまでがたいへんでした。テレビのスタジオ収録やロケ、スポーツでもサッカー中継、野球中継など、それぞれの現場でやるべきことが全部違うので、必要なことを覚えるまでが大変でした。

―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。

幼い頃から機械の操作が好きで、音楽も好きだったのでコンサートPAを目指して尚美に入学しました。が、就活の時期がちょうどコロナ禍で、PAの会社からの求人がほとんどなかったんです。その時に講師の先生から「"音"の業界に残っていれば、いずれコンサートの仕事に携われる時が必ず来るから"音"の業界から離れるな」と言われて、ご縁があって今この会社にいます。"音声"の仕事なので当初の目標とは違いますが、有名なグループの全国ツアーにも携われているので毎日充実しています。

―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。

この仕事は技術職ではありますが、ある意味ではサービス業だと思っています。お客様や制作スタッフと円滑にコミュニケーションを取ることを常に意識しています。それと、体調を崩してしまったら自分の仕事の穴埋めができる人がいないので、体調管理を一番心がけています。

―このお仕事に就くために必要な心構えを教えてください。

先ほどもお話しましたが、簡単な仕事ではないですし、この仕事を楽しめるようになるまで時間がかかります。そこを乗り越えるまでの覚悟が必要だと思います。

―将来の目標について教えてください。

目標は、シンプルですが、いずれはどの仕事でも任せてもらえるようになりたいですね。それと、DVDなどのエンドロールに名前が載りたい、というのがあります。テレビ番組では徐々に載るようになったんですが。

―ご自身の就活の進め方について教えてください。

2年生になって就活を始めたタイミングからキャリアセンターにお世話になりました。エントリーの仕方、履歴書の添削、面接の指導など、何かあったらキャリアセンターの職員の方に聞いていました。ぜひ、キャリアセンターを有効活用してください。

―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?

学内イベントのスタッフはやっておいたほうがいいです。自分は途中で地元のアルバイトに専念して学内イベントには参加しなくなってしまったのですが、スタッフを続けていた友だちは授業を受けていても経験値が違うな、と感じました。

―現在就活中の後輩に向けて、メッセージ・アドバイスをお願いいたします。

基礎的な話になりますが、礼儀は大事です。自分では気がつかないところで、相手に失礼にあたることがあったりするので、そういうところもキャリアセンターで教えていただきました。

(取材日:2024年6月)
※卒業学科は2024年度の名称です。

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