2025.05.28
SHOBI
勝 明日佳(カツ アスカ)さん
株式会社 共立勤務
音響・映像・照明学科(コンサートPA専攻)2023年度卒業
千葉県立成田国際高等学校出身
―現在のお仕事の内容についてお聞かせください。
株式会社 共立の厚木センターで、コンサートやフェス・イベントなどの照明・音響機材のピックアップから準備、積み込み、戻ってきた機材の片付けまで、一連の機材管理業務を担当しています。現場に出るスタッフがスムーズに作業できるよう、機材の整備や手配を担う「裏方の裏方」とも言えるポジションです。
―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。
現場に出る先輩や同期から機材のことを聞かれ、それに的確に答えられたときに「役に立てた」と実感でき、やりがいを感じます。例えば「この機材は壊れているけど代替はあるか?」などの質問に答え、現場がスムーズに進むことが喜びです。
―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。
夏や年末の繁忙期は特に大変です。一日で11トントラック20台分もの機材が出荷されることもあり、機材を準備するのはかなりの体力を要します。
―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。
もともとアイドルが好きで、華やかな演出に関わりたいと思い尚美に入学しました。音響を学ぶ中で機材メンテナンスの授業を経験し、機材をいじる楽しさを知り、「機材のプロ」として働ける道を探し、自分で調べて現在の会社に出会いました。
―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。
まだ2年目ということもあり、とにかく「丁寧さ」を大切にしています。わからないことはすぐ先輩に確認し、正確な作業ができるよう、一つひとつ確認しながら取り組んでいます。
―このお仕事に就くために必要な心構えを教えてください。
定時勤務ではありますが、繁忙期には残業も多く、体力的にも精神的にもタフさが求められます。健康管理を怠らず、体調を整えて挑むことが大切です。
―ご自身の就活の進め方について教えてください。
2年の春から就活を始め、機材管理職に絞って2社だけ応募しました。8月には内定をいただきました。自分のやりたいことを明確にしていたのが、スムーズな就活につながったと思います。
―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?
1・2年次の年間制作で、他学科の学生とライブイベントやミュージックビデオ制作を行い、多くのつながりができました。音響だけでなく、照明・映像チームとも連携した経験は、今の仕事にも役立っています。
―将来の目標について教えてください。
いずれは先輩たちのように、倉庫業務を的確にこなし、現場を支える頼れる存在になりたいです。後輩も増えてきたので、少しでも作業の負担を軽くできるよう、今は力をつけていきたいと思っています。
―現在就活中の後輩に向けて、メッセージ・アドバイスをお願いいたします。
自分が「やりたい」と思ったことにしっかり向き合ってください。やりたいことをやりきったうえで就活に臨めば、自分に合った道が見えてくるはずです。焦らず、自分と向き合う時間を大切にしてください。
(取材日:2025年5月)
※卒業学科は卒業当時の名称です。