専攻の特徴や向いている人など、気になるあれこれを先生に
伺いました!
パフォーミングアーツ学科 講師
エンタテインメント業界で活躍する方法は、演者になることだけではないことをご存知ですか。自分自身が表舞台に立つことを目指すプロダンサー専攻、ミュージカル専攻、声優俳優専攻に対し、演出・制作専攻は表舞台に立つ演者たちをステージ演出や舞台制作などの面から支える人を目指す専攻です。近年さまざまなパフォーミングアーツの現場で重要度が高まっている仕事です。
演出・制作専攻の特徴は?
演出・制作専攻と言っても、1年次にはダンス、演技、ヴォーカルなどを中心に実技についても学びます。それらを経験した上で2 年次から本格的な演出、制作の技術、知識などを学びます。そうすることで実際の現場で演者側のことを理解している演出や制作を行うことができるのです。また、学んでみて演者側に興味が出てきた場合には専攻を変更することも可能です。
どんな人に向いていますか?
演出や制作を目指す人に向いていることはもちろんですが、自分が表舞台に立ちたいのか、演出や制作に携わりたいのかまだ明確に決まっていないという方にも向いている専攻だと思います。そうした漠然とパフォーミングアーツの世界に興味があるという人は、まずは1年次のカリキュラムで演者側の学びを体験してみることができるので、その中で自分が本当にやりたいこと、向いていることが見えてくると思います。
どんな授業が学べますか?
1年次には、演技やクラシックバレエやタップ、ヒップホップなどの各種ダンス、ヴォーカル、アンサンブル、脚本研究、ソルフェージュ、シーンスタディなど幅広い分野について学びます。その上で 2 年次からは、PAシステムや音響基礎、上演脚本やステージ進行、舞台の演出、制作、照明など、演出や制作について本格的に学びます。
将来どんな仕事に就けますか?
制作や演出の会社では制作・演出・企画制作助手など、劇団では俳優、演出助手、舞台監督助手、衣裳部管理、大道具小道具管理など、テーマパークではショー制作、出演者管理、ステージマネージャー助手、ワードローブ、キャラクター管理などの仕事に就くことができます。他にも実業団プロスポーツチーム、放送局、録音スタジオ、劇場ホールスタッフなどさまざまな将来を目指すことができます。
演出・制作専攻に興味のある方へメッセージをお願いします。
パフォーミングアーツと聞くと演じる側を想像する人が多いと思いますが、みなさんがまだ知らない幅広い仕事がたくさんあります。演出・制作専攻は、そんな業界で活躍する人材を送り出すために新たに生まれた専攻です。事実、演出・制作面の求人は増えており、活躍のフィールドは広がり続けています。演出や制作をやってみたい方はもちろん、表舞台にも演出や制作にも興味があるという方は、一度演出・制作専攻を検討してみてください。